【真似してね】飲食店のインバウンドマーケティング施策3選! - 株式会社LeveL.L

【真似してね】飲食店のインバウンドマーケティング施策3選!

【真似してね】飲食店のインバウンドマーケティング施策3選!

いよいよ万博の開始が来週4月13日(日)と迫っています。10月13日(月)までと半年に及ぶ開催で、国内外の観光客が増えることが予測されています。

万博は大阪での開催地ですが、全国的に観光客が増えることは根拠はなくとも「確実」と言えます。

そこで飲食店ではインバウンド対策を実施されていることと思います。観光地でも住宅街でも、Googleマップを開けば日本中が「寿司」「ラーメン」「抹茶スイーツ」で溢れているので見つけてもらうことは容易ではないんです。

本コラムでは、そんな飲食店の皆様に向けて、無料 or 低予算で実行可能なインバウンド対策を3つに厳選。
「やってはいるが伸び悩んでいる」「そもそも何から始めればいいか分からない」という方にも役立つ内容をまとめました。



①Googleマップ強化はインバウンドの基礎体力




 

飲食店の集客において、Googleマップはランニングシューズのようなものです。お金をかけて最先端の集客ツールに飛びつく前に、まず「走れる足腰」を作っておかないと転びます。

特に外国人の方にとっては「Googleマップ=店の有無を判断する」ほどの重要なツールです。店舗や営業に関する情報は勿論のこと、クチコミの評価も見られています。

家族と旅行に来て変なお店に入る訳にはいきませんからね。Googleマップの対策についてはこちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

無料で実施できる!効果があった飲食店マーケティング施策3選

②ホームページの多言語対応で「安心感」と「信頼感」を輸出せよ



英語だけでは足りない?多言語化の意外な盲点


「とりあえず英語で載せればOK」そう思った方はもう一歩足りません。というのも、訪日観光客の中で圧倒的なボリュームを占めているのは、中国語圏(中国本土・台湾・香港)からの旅行者です。

観光庁のデータでも常に上位をキープしており、特に団体旅行よりも“個人手配で自由に動く層”が年々増加傾向にあります。
つまり「自分で調べて、自分で予約して、自分でお店を選ぶ」わけです。


そんな彼らが情報収集の際に見るのは、英語ではなく中国語で書かれたレビューや店舗情報です。彼らにとって英語は「第2言語」であり、日本語は漢字が含まれているとは言えニュアンスで読み取れるものではありません。


母語に近い中国語での表記があるかどうかが、そのまま信頼度の分かれ目になるんです。


理想としては以下を整備したいですね。


①よくある質問(ベジタリアン対応・アレルギー・予約方法など)を明記


②注文システムや支払方法も言語化(タブレットで注文できるよ、とか)


③外国人観光客向けの「メニューの見本」も掲載(写真やPFDで展開)


外国人のお客様に「ここなら安心だ」と思わせることで、口コミや再訪率にも繋がります。


先ほどのGoogleマップはあくまでも「興味付け」ですが、ホームページの多言語対応はもはや「接客」にあたるので、整備しておくことで中長期的には資産になりますね。個人的にはweb広告よりもオススメです。



「英語サイトは予算がない……」


そんな方もホームページの作り方次第ではカンタンに多言語化できる可能性があります。ワードプレスの場合は、プラグインを使って切替ページを用意する方法ですね。ワンタップで複数言語に切り替えできるので、ナイトクラブのサイトなんかだと3言語ほどに切り替え設定されているケースが多いです。

自店舗のホームページが多言語対応できるかわからない!という方はお問い合わせフォームもしくはLINEからお気軽にお問合せください!

お問い合わせはこちら

そもそもホームページがない!という店舗は作成も視野に入れても良いと個人的には思います。ホームページがあることでGoogleマップも評価されやすくなりますからね。

仮に、外国人が月に1人しか来なかったとしても「その彼がSNSにシェアしてくれる」可能性もあり、そんなきっかけで訪日外国人客が爆増した!なんて事例もあります。

中国は一部のSNSが禁止されていることから、RED(小紅書)を使うことが主流で、グルメや観光の情報などもここから仕入れることが多いそうです。RED(小紅書)の話はまた別のコラムで発信します。

③SNSは「見られる」より「探される」状態にしておく



「バズらせたい」より「検索に強く」


「SNS、がんばって更新してるのに全然集客に繋がらない」それ「投稿が地声」になっていませんか?


観光客の多くは旅の数日前に「〇〇市 ラーメン」「東京 〇〇」などで情報を探しています。つまりインバウンド向けのSNS運用は「検索される前提」で設計すべきなんです。


たとえばInstagramなら、


①店名や地名を英語・中国語でもハッシュタグに含める


②「cash only」や「vegan friendly」などプロフィールもしくはハイライトに記載


③GoogleマップのURLをハイライトに固定


など、検索時に「ここならOK」と安心感や信頼を与える仕掛けが重要です。「映える」だけでは食べに来てくれません。一部成功している店舗があるのも事実ですが、何事も地道に設計することが一番結果に繋がりやすいです。



特にハイライトのクオリティを高めよう


半分暴論ですが、Instagramアカウントを見に来たお客様の多くは、投稿よりも「プロフィール」と「ハイライト」しか見ていません。Instagram投稿は1つ選んでタップする必要があるので、「どちらかというと目につきやすい場所から見るよね」という仮説です。

そのためプロフィールとハイライト、投稿写真の一部で「離脱するかどうか」が決まります。離脱させないためにハイライトは詳しく整えましょう。

日本人が見る分には英語でも問題ないので、ない場合は最低限以下を追加してみましょう。

①menu(メニュー情報)

②access(アクセス)

③payment(支払い情報)

ハイライトは見栄えより機能性なので、来店者の不安を先回りで潰す実用情報を詰め込みましょう!

どれだけ投稿が綺麗でもハイライトを活用できていないとイマイチ営業力に欠けるアカウントになっていまいます。

まとめ


まとめ


インバウンド施策と聞くと、ド派手なプロモーションや奇抜なキャンペーンを思い浮かべがちですが、実際に差がつくのは「地味だけど確実な整備」ができているかどうかです。


Googleマップの表記統一、ホームページの多言語対応、SNSハイライトの実用化。
どれも映えない施策かもしれません。でも、それらを「やっている店」と「やっていない店」では、数ヶ月、1年後の口コミ・指名検索・再訪率に圧倒的な差が出てきます。


目先の「1投稿のバズ」よりも、半年後も「この店よく見るな」と想起させる方が強い。それが飲食店の集客における“本当の勝ち方”だと僕は考えています。


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